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《いま、会いにゆきます》台本 5

发布时间:2017-03-26 14:22:00来源:现代教育阅读量:0


いま、会いにゆきます 


CAST

秋穂巧 ……石田彰

秋穂澪 ……平野绫 

秋穂佑司……绪方恵美 

ノンブル老师……纳谷六朗

永濑……田中久美

越智绫香……水谷启子


05.ぬくもり 


秋穂巧:おはようございます。

 永瀬さん:おはようございます。あ~

秋穂巧:遅ればせながら、心得します。ほら~

永瀬さん:あ、うん~はい、そうですね。

 

(事務所に入ると永瀬さんが僕を驚きながら見ていた。昨日までのよろよろのスーツと比べて、ずいぶん見違えたのだろう。)

 

秋穂巧:永瀬さんが気にしていたのって、このことだったんですよね。

永瀬さん:はい、あ、うん~はい、そうです。

秋穂巧:ご心配をかけしました。

永瀬さん:う~ん、いいえ、そんな

 

(変な言い訳をしながら、僕は自分の席に着いた。そして、いつものように昨日のメモを読み始めた。)


秋穂巧:ええと、ここには十時に入って、こっちは十一時。間に合うかな

 

(そんな作業をしているのに、僕の頭の中は、ずっと別のことを考えていた。澪のことただ僕はずっと、澪のことを思っていた。それはまるで、恋のようだった。と言うか、僕のささやかな経験に照らし合わせて見ても、これはまさしく恋だった。素晴らしい~)

 

秋穂巧:ただいま~

秋穂澪&秋穂佑司:お帰りなさい~

秋穂巧:はぁ~部屋がきれいになってる。

秋穂澪:けっこう大変だったんだから。

秋穂巧:う~無理しなくてよかったのに体調だって

秋穂澪:そうも言ってられないでしょう~模範的主婦としては。

秋穂佑司:そうなの?

秋穂澪:そうなの。さあ~模範的主婦としてのお願いよ、佑司と一緒にお風呂入ってくれる。

秋穂巧:分かった。

 

(風呂から上がると、きちんとバスタオルが置かれていた。佑司は澪に体を拭いてもらっている、台所からは、いい香りがしてくる。なんでも、佑司の耳掃除をしてくれて、物すごく大きな塊を見つけたそうだ。佑司がよく、「え」っとか、「何」っと、聞こえにくい素振りをしていたのは、そのせいだったらしい。こうして、狂っていた家中の音程を、澪が一つ一つ、調律していく。次の休みの日、僕たちは森にやってきた。澪と再び出会った、あの工場跡に。佑司はいつものように、螺子や撥条を掘り返している。)


秋穂澪:佑司、何か見つかった?

秋穂佑司:そうはね~ないちなんだよ~

秋穂澪:うふ~佑司はなんであんなことをしているの?

秋穂巧:前に聞いたことがある。

秋穂澪:何って言ってた? 

 秋穂巧:「楽しいからだ」って。

秋穂澪:本当一生懸命。

秋穂巧:うん、ふ~昔の君みたく、すごく真面目だ。

秋穂澪:ねえ、そのごろ私はあなたをどう思っていたの?

秋穂巧:同じだよ。

秋穂澪:同じ?

 秋穂巧:僕はクラブ活動と読書に夢中だった、おかげで、人嫌いの変わり者と思われてて、そんな男の子が恋愛するなんて考えていなかった。

秋穂澪:私がそう言ったの?

秋穂巧:そう。

秋穂澪:お互い奥手だったんだ。

秋穂巧:そう、国宝級のね。

秋穂澪:クラブで何してたの?

 秋穂巧:陸上、四百メートルの楕円形を、くるくる、くるくる回ってた。

秋穂澪:面白いの、それ

秋穂巧:面白いよ、惑星も電子もくるくる回ってる、 右辺的な行為だよ。

秋穂澪:そんなものかしら。

秋穂巧:そうなんだよ。

秋穂澪:その奥手な二人の関係はいつか割ったの?

秋穂巧:卒業式の日。

秋穂澪:それまで何もなかったの?

秋穂巧:うん。

秋穂澪:呆れた~その日何があったの?

秋穂巧:君が僕にサイン帳を出したんだ。「記念に何か書いてよ」って。

秋穂澪:ん~それであなたは何って書いたの?

秋穂巧:「君の隣は居心地がよかったです、ありがとう」って。

秋穂澪:隣?

秋穂巧:ずっと隣の席だったんだ。

 秋穂澪:へえ~それで私は何か答えた?

秋穂巧:「私もあなたの隣は居心地よく感じていたわ、ありがとう」って。

秋穂澪:真面目な女子高生の終わりには 言うわね。

 秋穂巧:ふ~うん~

秋穂澪:それで

秋穂巧:学校を離れて、おしまい。

秋穂澪:それじゃ、何も起きなかったんじゃないの。

秋穂巧:いや、ふ~それがさあ、ふ~卒業して、お互い大学に入ってね、それから一か月くらいして、君から手紙が届いたんだ。

秋穂澪:ラブレター?

秋穂巧:国宝級の奥手同士なのに、それは無理だよ。「あなたのシャープペンシル預かっています、どうしましょう」って。

秋穂澪:シャープペンシル?

 秋穂巧:そう、でも、僕がすごく大切にしていた物だったから、すぐに返事を出したよ。「大事な品です、取りに行きます」って。

秋穂澪:ふふ~じゃ、再会したわけね。

秋穂巧:君が大学の寮に入っていたから、夏休みに入るまでお預け。実際に会えたのは九月の七日だったよ。

秋穂澪:覚えてるの?

秋穂巧:うん、澪と会えた日だからね~待ち合わせ場所は駅のターミナル、約束の五分前に行ったんだけど、君はもう来ていたよ。その姿を見てね、僕は不思議な感情にとらわれた。僕にこんな感情が存在することすら、知らなかった。

秋穂澪:どんな感情?

秋穂巧:恋これで奥手から卒業~

秋穂澪:久しぶりの私はどうだったの?

秋穂巧:驚いた。

秋穂澪:驚き?

秋穂巧:そう。

 秋穂澪:どんな?

秋穂巧:君のお髪が肩まで伸びていた、メガネも止めて、コンタクトレンズになっていて、なんだかね~なんだか、女の子みたいだった。

秋穂澪:ふ~ひどい~ふ~

秋穂巧:ふ~そうだったんだよ~私を見て、そして好きになってって言われてるような気がした。

秋穂澪:あなたは何って答えたの?

秋穂巧:分りました、君をすきになるよって。

 秋穂澪:大丈夫?佑司重くない?

秋穂巧:平気。

秋穂澪:ふ~可愛い寝顔ね~

秋穂巧:うん~君に似てる、寝てる時は特に。

 秋穂澪:そうかもしれない何となく懐かしい気持ちになるもの

秋穂巧:何か思い出した?

秋穂澪:何もでもね、だんだんと自分があなたの奥さんで、佑司のママなんだって実感できるようにはなってきたわ。

秋穂巧:辛くはない?その記憶がないってことは。

秋穂澪:もどかしいけどね~気長に待てばいいやって。

秋穂巧:なら、いいけど

秋穂澪:私って幸せだったのね。

秋穂巧:そう?

秋穂澪:うん~だって、初めて好きになった人と結ばれて、こんなに可愛いらしい男の子を授かって、そして、こうやって今も一緒に、幸せに暮らしているんだから。ねえ、あなたは?

秋穂巧:何? 

 秋穂澪:あなたは幸せ?私はあなたを幸せにしているの?

 秋穂巧:僕は幸せだよ~とてもね~

 

(僕は答えながら、澪に心で問いかけた。君は幸福だったのかな、こんな不具合をいっぱい抱えた男と結婚して。ただの一度も旅行に行くこともなく、この小さな町の中で、短い生涯を終えてしまって、それでも君は、幸福だったと、言ってくれるのかな

 

秋穂澪:ねえ、私と再会して、それからどうしたの?
秋穂巧:うん、シャープペンシルを受け取ったら、もうすることがなくなっちゃって

秋穂澪:まさか、帰っちゃったの?

秋穂巧:そうなりそうだった。けどね、僕はまだ別れたくなかった。たぶん、君もそう思っていてくれた~はずだよ。だから言ったんだ、「喉乾かない」って。ふ~実際僕の喉はからからだった、これだけのことを言うために。

秋穂澪:私はどうしたの?

秋穂巧:頷いたよ。

秋穂澪:偉い~

秋穂巧:うん、ふ~僕たちは、そのまま近くの喫茶店に入ったんだ。

秋穂澪:デートみたいね~

 穂巧:デートだったと思うよ。とにかくその日は、君の初めてがいっぱいだった。髪も長い君を見るのも初めてだったし、ブーツとヒールのあるサンダルで会うなんて、やっぱり初めてだい。杏子色のワンピースを着ている君を見るのも、リップクリームをつけている君を見るのも、初めてだった。しゃべっているだけで、 胸のあたりがそわそわして落ち着かなかったのも、初めてだった。

秋穂澪:ふ~

秋穂巧:初めてではないことを見つけるのが大変なくらい、何もかも初めてだった。

秋穂澪:私は初デートだったのかな~

秋穂巧:後で、そう言ってたね。

秋穂澪:喫茶店で何を話したの?

 秋穂巧:何だろうふ~お互いの近況とか、高校時代の思い出とか,取り留めのない話。そんなこと五時間も話してた。

秋穂澪:五時間?

秋穂巧:そう~信じられないだろう。でもね、楽しい時間が過ぎて、喫茶店が閉まる時間になったんだ。だから仕方なく、僕たちは店を出て、駅に戻って、切符を買った。僕と君で別別の目的地のね。

秋穂澪:それで

秋穂巧:駅のホームで電車を待ったよ。君は上り電車、僕は下り電車。だから、君を見送ってから帰るって伝えたんだ。でも、君はすぐに電車に乗らなくて、まだ時間は平気だからって、乗らなくて。

秋穂澪:う~ん

 穂巧:でもね、それもたった七分の有余、門限があるから、次の電車に乗らなくちゃいけない。無情にも次の電車は定刻通りやってきて、ドアが開いた。ふ~乗客が降りてきて、君は電車に向かった。その時、やっと僕は言いたいことを口に出来たんだ。「ええと、次はいつ会えるかな」って。

秋穂澪:偉い~

秋穂巧:ちょっと遅かったけど、発車のベルが鳴る中で君は言ったんだ、また寮に戻ってしまうんだっと、でもその後続けて、大声で言ったんだよ、手紙を書きますって。

秋穂澪:私も偉い~ 

 秋穂巧:うん~二人とも一日で国宝級の奥手じゃなくなったんだ、高校三年間でできなかったのに。 

 秋穂澪:手紙は来たの?

秋穂巧:うん、一週間後僕はそれを読んで、三日くらい考えてから書いて、返事を送ったんだ。

秋穂澪:うふ~ふ、すっごくのんびりしてたのね、私たち。

秋穂巧:奥手で、地味で、生真面目な二人の恋は、手紙でやり取りされた。それは、岩に水が滲み入るように、静かに、ゆっくりと、控え目に、二人の恋を深化させていたんだ

 秋穂巧:ただいま~

秋穂澪:あ~あ、佑司、完全に寝ちゃってるわね~

秋穂巧:佑司、着いたよ。

秋穂佑司:う、うんう、あれ?森にいたのに

秋穂巧:ずっと寝てたんだよ、あら~

秋穂佑司:そうなの?

秋穂澪:佑司は手を洗ってらっしゃい、石鹸を使って、よく洗わなくちゃだめよ。

秋穂佑司:は~い。

秋穂澪:さて、晩ご飯を作りますか。あ、そうだ、ねえ~

秋穂巧:何?

秋穂澪:私とあなたの手紙は取ってあるの?

秋穂巧:あるよ、結婚する時、君が全部持ってきた。

秋穂澪:それ、どこにあるのかな?

秋穂巧:え~と

秋穂澪:ん、は~まさか捨てちゃったの?

秋穂巧:あうん~まさか~え~とね、うん、大丈夫だろう

秋穂澪:何が大丈夫なの?

秋穂巧:う、あ~は、え~とね、うん、布団の入ってる押入れの上、天袋っていうの?手紙入れって書いてある白い箱だよ。

秋穂澪:あ~ふん、何だかいろいろ詰まっていた所ね、今度は探してみる。

秋穂巧:そうしてみて。

 秋穂澪:二度目のデートはいつごろだったの?

秋穂巧:翌年の一月。

秋穂澪:前回のデートは九月だから、三か月以上も会わなかったのね。

秋穂巧:手紙ではずっとやり取りを続けていたよ。

秋穂澪:それで、二回目はどこに行ったの?

秋穂巧:また同じ喫茶店、入ってから、まず初めに君にプレゼントをあげたんだ、誕生日が近かったからね。

秋穂澪:そう言えば、私の誕生日っていつ?

秋穂巧:一月九日。

秋穂澪:何をくれたの?

秋穂巧:絵だよ。君を描いて、額に入れて。

秋穂澪:絵を描くの?あなたが

秋穂巧:うふ~ふ、一応ね。僕は美術の成績もよかったし、君にプレゼントした絵も上手だって、君は褒めてくれたよ。本当は美術大学に行きたかったんだ、僕は。

 秋穂澪:どうして行かなかったの?

秋穂巧:目が色弱なんだ、信号の色も違いが分かりにくいくらい。

秋穂澪:知らなかったそれで美大は?

秋穂巧:う、先生に諦めろうと言われてさ

秋穂澪:そうなのもったいないなあ

  穂巧:あの日の君も同じことを言った、「もったいないな、写真みたく描けてるのに」って。このころから君は、何気ない言葉で、僕のささやかな自負心を持ち上げることが上手だった。そして大事なのは、君かそれに気づいていないということ。君が無自覚に放つ言葉で、僕がどれだけ自分を誇らしく思えたことか。そしてね、君からもプレゼントがあった。

秋穂澪:何を送ったのかしら?

秋穂巧:ニットの耳当て、「走っている時寒いだろうかな」って。

秋穂澪:大学でも走っていたの?

秋穂巧:うん、四百メートルと八百メートル、中距離ランナーってやつ。

秋穂澪:走るなんて楽しい?

秋穂巧:とっても~

秋穂澪:そうそれで、また喫茶店で五時間?

秋穂巧:今度はもうちょっと長かったかも

秋穂澪:じゃ、交わした手紙の言葉の分だけ、私たちは近づけたのね。


 秋穂巧:うん、それは確かに。

秋穂澪:そうなの。

秋穂巧:だって、この日僕らは、手を握り合ったからね。

 秋穂澪:すご~い。

秋穂巧:ふ~でしょう~

秋穂澪:頑張ったのね、私たち、偉いわ~でも、奥手の二人がどうやって?

秋穂巧:ホームで列車を待っている時にね、君が寒そうに手を擦っていたんだ、手袋忘れたんだって。だから、僕のピーコートのポケットを、貸してあげたんだ。

 秋穂澪:ふ~は~

秋穂巧:冷たいの?

秋穂澪:え~手袋を忘れちゃったの、ポケットも付いてないし

秋穂巧:じゃ、じゃ~僕のポケット、貸してあげるよ。

秋穂澪:じゃ、お邪魔させてもらいます。 

秋穂澪:私が手を入れたの?

秋穂巧:うん、お邪魔しますって、そして、そこに僕の手がもう入っていて

秋穂澪:手を握ったのね。

秋穂巧:うん。

秋穂澪:どうだった?

秋穂巧:ふ~嬉しかった~

秋穂澪:私の手があなたの手をこう握ったの?

秋穂巧:うん。

秋穂澪:そう暖かいわ~

秋穂巧:そうかな~

秋穂澪:ええ。、あのね、十八歳のころと同じように、こうやって、あなたに少しずつ慣れていきたいの。

秋穂巧:うん。

秋穂澪:あなたが好きよ。

秋穂巧:え、え~

秋穂澪:きっと好きだっていう記憶が、少しは残っているのかもしれないわ。だからこうやって、あなたの手を握ることもできる。

秋穂巧:そ、そう

秋穂澪:こんなふうに大胆になれるのは、私があなたの妻だって、知っているから。私たちが愛し合って結婚して、ずっとこうして手を触れ合ったり、キスしてきたことを知っているから。そうでしょう。

秋穂巧:ううん。

秋穂澪:だからね、だからもう少し待って、三年待ってなんて言わないから、たった数日で手を握り合えたんだもの、明日になれば、もっと深く付き合えるはずよ。

秋穂巧:あ、そんなに急ぐことはないよ、君の望むことをしてくれればいい。 

秋穂澪:私の望みは、一日も早く普通の生活を取り戻すことなの。あなたの妻として、佑司のママとして、きちんとやっていけるようになりたい。

秋穂巧:もう十分やってるよ。

秋穂澪:だったら、もっともっとさりげなく振る舞えるようになりたいの。

秋穂巧:うん、澪

秋穂澪:ねえ,分かる?

秋穂巧:何を?

秋穂澪:こうやってつないでいる、私の指先が震えているの。

秋穂巧:みたいだ~

秋穂澪:だって、私にとっては、今生まれて初めて、男の人と手を結んだのと同じことなのすごく緊張する。

秋穂巧:澪

05. ぬくもり(温暖)


秋穗巧:早上好!

永濑:早上好!啊……

秋穗巧(独白):来到事务所后,永濑小姐便用很惊讶的目光打量着我,(秋穗巧:不要意思来迟了,……(貌似是换了干净衣服)你看。永濑:对啊,确实……)今天和昨天穿在身上的皱巴巴的衣服相比,印象天差地别吧。(秋穗巧:永濑小姐在意的就是这件事吧?永濑:啊,是的……)我一边给出奇怪的解释,一边坐回自己的座位上。(秋穗巧:让你多费心了。永濑:不……)然后一如既往地,开始阅读昨天写下的备忘便签。

秋穗巧:唔……这个是在十点钟,这边是十一点开始。赶得上的吧……(独白)明明正在工作,我的脑海中一直都在考虑着其他的事情——澪的事情。我只是一味的想着澪的事情,就像是恋爱了一般。应该说,就我微不足道的经验而言,这确确实实就是恋爱……太棒了。

(下午)

秋穗巧:我回来了。

秋穗澪、佑司:欢迎回家!

秋穗巧:啊,屋子里变得干净了!

秋穗澪:收拾得够呛呢!

秋穗巧:你不用那么勉强的,身体还……

秋穗澪:虽然如此也看不下去嘛,作为一个模范主妇而言。

秋穗佑司:是这样吗?

秋穗澪:就是这样!这是作为模范主妇的请求哦:你能带着佑司一起洗澡吗?

秋穗巧:我知道了。(独白)洗完澡后,用浴巾仔细擦好,佑司由澪擦好了身体;厨房里传来阵阵香气;帮佑司清理耳朵时似乎掏出了很大一块污垢,佑司不时会因为听不清发出“诶?”“什么?”之类的疑问大概就是因为这个。就这样,澪为我们一点一点寻找回了日常家庭生活的幸福细节。接下来一个休息日,我们一起去了森林,去了与澪重逢的工厂后门。佑司也和平时一样,翻刨出埋在土里的螺丝发条。

秋穗澪:佑司,你找到什么了吗?

秋穗佑司:是培养菌哦~

秋穗澪:佑司为什么会做这些事情呢?

秋穗巧:我之前也有问过他。

秋穗澪:他说什么的?

秋穗巧:“因为好玩”。

秋穗澪:真的是很认真呢……

秋穗巧:嗯,和以前的你一样,很认真。

秋穗澪:呐,以前我是怎么看你的呢?

秋穗巧:一样的吧。

秋穗澪:一样?

秋穗巧:以前我很热衷于社团活动和读书的,托这个福,还被人看做讨人厌的奇怪家伙,真没想到这样的男孩子还会恋爱。

秋穗澪:我这么说了吗?

秋穗巧:说了。

秋穗澪:我俩还都挺迟钝的。

秋穗巧:是啊,国宝级的迟钝。

秋穗澪:社团里都做些什么?

秋穗巧:田径部。绕着五百米的环形跑道一圈一圈的跑。

秋穗澪:那种活动很有意思吗?

秋穗巧:很有意思哦,从行星到电子都在一圈圈兜圈啊。无处不在的运动。

秋穗澪:是那样子吗?

秋穗巧:就是那样。

秋穗澪:那这两个迟钝的人的关系一直维持到了何时?

秋穗巧:直到毕业典礼。

秋穗澪:在那之前什么都没发生过吗?

秋穗巧:嗯。

秋穗澪:我服了……那天发生什么了吗?

秋穗巧:你递给我一本留言簿了,让我写些什么作纪念。

秋穗澪:嗯……?你写了些什么?

秋穗巧:“有幸做你的邻座真是太好了,谢谢。”之类的。

秋穗澪:邻座?

秋穗巧:我一直坐在你旁边的。

秋穗澪:哎,那我有什么回应的?

秋穗巧:“我做你的邻桌也很高兴,谢谢。”的说。

秋穗澪:确实可以说是个认真的女高中生呢。

秋穗巧:嗯。

秋穗澪:然后呢?

秋穗巧:离开了学校,一切结束。

秋穗澪:那不就是什么事都没有发生过吗?

秋穗巧:那也不是……毕业之后,我们各自去了自己的大学,然后过了大概一个月,我收到了你寄过来的信。

秋穗澪:告白情书?

秋穗巧:国宝级同类之间那是不可能的啦。“你的铅笔还寄存在我这里的,怎么办”。

秋穗澪:铅笔?

秋穗巧:没错。因为对我来说是很重要的东西,所以迅速地回了信:“那是很重要的东西,我去取回来”。

秋穗澪:那就是说又见面喽?

秋穗巧:“因为你现在住在大学宿舍里,所以直到暑假麻烦你帮我保管”——实际上见面时是九月七号。

秋穗澪:你还记着吗?

秋穗巧:嗯。因为那是和澪相遇的日子啊。见面地点定在车站终点站。虽然我在约定时间前五分钟到了,你那时已经到了。看到了你的身影,我被种不可思议的感情虏获了——之前我甚至根本不知道还有那种感情的存在。

秋穗澪:怎样的感情?

秋穗巧:恋爱。然后终于从迟钝状态毕业。

秋穗澪:许久不见的我变得怎么样了?

秋穗巧:让我大吃一惊。

秋穗澪:大吃一惊?

秋穗巧:对。

秋穗澪:为什么?

秋穗巧:你留起齐肩长发,戴起了隐形眼镜,怎么形容呢,感觉……像个女孩子了。

秋穗澪:好过分!

秋穗巧:确实是这样的啊,仿佛在说“看着我,然后喜欢我”一样。

秋穗澪:那你怎么回答了?

秋穗巧:“我知道了,我会喜欢上你的”。

(雨声,回家路上)

秋穗澪:没关系吗,佑司重不重?

秋穗巧:没关系。

秋穗澪:好可爱的睡颜。

秋穗巧:和你很像哦,尤其是睡着的时候。

秋穗澪:或许是这样吧,总觉得有种似曾相识的怀念感。

秋穗巧:有没有回想起什么?

秋穗澪:什么也没有。但是逐渐有了是你的妻子、佑司的妈妈的自觉了。

秋穗巧:不觉得痛苦吗?那个……记忆丧失这件事。

秋穗澪:虽然确实令人有些焦虑,顺其自然吧。

秋穗巧:那就好。

秋穗澪:我一定很幸福吧。

秋穗巧:是吗?

秋穗澪:嗯,因为可以陪伴在第一个喜欢上的人身边,还有个这么可爱的儿子,直到现在也一样能幸福地活在一起……你呢?

秋穗巧:什么?

秋穗澪:你幸福吗?我可以让你幸福吗?

秋穗巧:我很幸福哦,非常。(独白)我这样回答着,一边在心里默默问着澪:你这样就幸福了吗,与这样一个体弱多病的男人结婚,连一次旅行都没有享受过,只是在这个小小的城市里度过自己短暂的余生——就这样,你也能说自己是幸福的吗。

秋穗澪:呐,和我再次见面之后又发生了什么?

秋穗巧:还了铅笔之后,便无事可做了……

秋穗澪:难道说,就这么回去了?

秋穗巧:似乎就是那样。但是我还不想就这样分离,你应该也是那么想的才对——大概。所以就问了“口渴不口渴”。其实我早就口干舌燥的了——为了说出这句话。

秋穗澪:我怎么回复的?

秋穗巧:渴了。

秋穗澪:真了不起。

秋穗巧:于是我们就进了附近的一家咖啡厅。

秋穗澪:好像约会似的~

秋穗巧:我觉得就是约会啊。总之那天对你有很多的新发现,第一次看见长发的你,也是第一次看见你穿长筒皮靴与带后跟的凉鞋,第一次看见你穿着杏黄色的连衣裙、涂着唇膏,第一次只是与你交谈心里就会惴惴不安——想要找出不是第一次看到的事情都非常不容易的地步。无论什么都是前所未见。

秋穗澪:对我来说大概也是初次约会吧。

秋穗巧:后来你确实这么说了。

秋穗澪:在咖啡厅我说了什么?

秋穗巧:说了……彼此的近况,高中时的回忆之类,漫无边际地聊着,最后聊了整整五个小时。

秋穗澪:五个小时?

秋穗巧:对,难以置信吧。聊得太开心不知不觉到了咖啡厅关门的时间了,所以我们只有离开咖啡厅,回到车站买了车票,我们不一样的目的地的车票。

秋穗澪:然后呢?

秋穗巧:在等候室等电车,你是上行电车,我是下行电车,所以我说我会目送你回去,可你说时间还很充裕,就没有上车。

秋穗澪:哦~~

秋穗巧:但那也只是多了七分钟。因为有门限,不得不乘下一班车回去。无奈的是下一班列车还是准时到站,打开了车门,乘客们下了车,你走向了电车。那时候我终于说出了想说的话,“那个……下次何时才能见面?”。

秋穗澪:了不起!

秋穗巧:虽然说得有些迟了。在电车发车的铃声中你说“我得回宿舍的”,但后来又大声补充了一句“我会写信的!”。

秋穗澪:我也很了不起!

秋穗巧:嗯。两个人都在同一天脱离了国宝级迟钝系哦,明明高中三年都没有做到的。

秋穗澪:信来了吗?

秋穗巧:嗯,一周之后。我读了信,思忖了三天给你寄出了回信。

秋穗澪:还真是不紧不慢啊,我们俩。

秋穗巧:又迟钝又老实,两个一本正经的人的恋情就这样在通信过程中萌生发展,如同在洒在庭院里的水,无声无息,缓缓地,保守节制地推动着我们的恋情升级……

(到家)

秋穗巧:我回来了。

秋穗澪:啊啊,佑司睡得死死的。

秋穗巧:佑司,到家了!

秋穗佑司:唔……哎,不是在森林里的吗?

秋穗巧:你一直都在睡觉啊,下来。

秋穗佑司:是这样吗?

秋穗澪:佑司,去洗一下手,要用肥皂好好清洗一下哦。

秋穗佑司:好的。

秋穗澪:好了,开始做晚饭吧。哦,对了。

秋穗巧:怎么了?

秋穗澪:我和你通的信你还保留着吗?

秋穗巧:有啊,结婚的时候你把它全带过来了。

秋穗澪:那在哪里?

秋穗巧:嗯……

秋穗澪:啊,难不成你把它们全扔掉了?

秋穗巧:怎么可能啊……嗯……没关系吧……

秋穗澪:什么“没关系”?

秋穗巧:嗯?啊,放着被子的壁橱上面的小橱柜,上面写着“信放在这里”的白色箱子。

秋穗澪:好像是堆了很多东西的地方啊,下次找找看吧。

秋穗巧:找找看吧。

秋穗澪:第二次约会是在什么时候?

秋穗巧:翌年的一月。

秋穗澪:上次约会是在九月份,有三个月没有见面了啊。

秋穗巧:一直都保持着通信的哦。

秋穗澪:然后第二次约会是在什么地方?

秋穗巧:还是同一个咖啡厅。一进去就把礼物交给了你,因为快到你的生日了嘛。

秋穗澪:是吗,我的生日是什么时候?

秋穗巧:一月九日。

秋穗澪:你送了我什么?

秋穗巧:画。画了你,镶上了画框。

秋穗澪:画了画?你画的?

秋穗巧:算是吧。我美术成绩本来就比较好,送给你的画也画得比较好,你还夸了我呢。其实我本来是想去上美术大学的。

秋穗澪:那为什么没有进?

秋穗巧:我有些色弱,分不清红绿灯。

秋穗澪:没想到……所以美大才……?

秋穗巧:嗯。被老师劝说放弃了。

秋穗澪:原来如此……真可惜。

秋穗巧:那天你也说了同样的话,“太可惜了,明明画得像拍的照片一样好”。那以后,你总是用这样看似无心的话语支持着我微小的自尊心,最重要的事是,你并未自觉这一点。在你无意的话语鼓励下,我感到很自豪……然后,我也从你手中收到了礼物。

秋穗澪:你收到了什么?

秋穗巧:针织的防寒耳套,说是“跑步的时候会很冷的”。

秋穗澪:大学里也在跑步吗?

秋穗巧:嗯,四百米和八百米,就是中距离赛跑。

秋穗澪:跑步很快乐?

秋穗巧:很快乐。

秋穗澪:是嘛……那又在咖啡厅里呆了五个小时?

秋穗巧:这次或许还更久了一些。

秋穗澪:就是通信拉近了我们之间的距离喽?

秋穗巧:确实。

秋穗澪:是吗?

秋穗巧:那天我们握紧了彼此的手。

秋穗澪:好厉害!

秋穗巧:对吧?

秋穗澪:我们也很努力了呀,真了不起!可是如此迟钝的两人是怎么……?

秋穗巧:在车站等车的时候,你好像很冷似的搓着双手,说忘记带手套了。所以我就将大衣的口袋借给了你。

(回忆。车站上。澪呵气暖手。)

秋穗巧:很冷吗?

秋穗澪:嗯,有点……忘了带手套了,衣服上又没有口袋……

秋穗巧:那、那我的口袋借给你吧。

秋穗澪:那就麻烦你了。

(忆毕。)

秋穗澪:是我先将手伸进去的吗?

秋穗巧:是的,说着“麻烦你了”。然后,我的手本来就放在口袋里……

秋穗澪:就握住你的手了?

秋穗巧:嗯。

秋穗澪:怎么样?

秋穗巧:我很开心。

秋穗澪:我的手牵着你的手……就像这样吗?

秋穗巧:嗯。

秋穗澪:是吗……很温暖哦。

秋穗巧:是吗?

秋穗澪:嗯。十八岁的时候,我也是这样,渐渐地习惯了你的存在的吗?

秋穗巧:对。

秋穗澪:我喜欢你。

秋穗巧:诶?!

秋穗澪:一定是那份喜欢的心情还残留在脑海里,所以我才能这样握住你的手。

秋穗巧:是、是吗……

秋穗澪:之所以能这样大胆起来,是因为我知道我是你的妻子。我们因为彼此喜欢而结了婚,一直像这样握着手,或者kiss……是这样吧?

秋穗巧:……嗯……

秋穗澪:所以……所以请你再等一等,虽然我不能叫你等三年,仅仅数日就可以这样牵起你的手了,明天的话,应该可以和你交往更进一步的。

秋穗巧:不用那么焦急,按照你自己的希望来就行了。

秋穗澪:我的希望就是尽快回复到往常最普通的日常生活中去,我想要作为你的妻子、佑司的妈妈,做好每一件事情。

秋穗巧:你已经做得很好了。

秋穗澪:但是我还想做好更多,不是仅仅这样握住你的手……

秋穗巧:澪……

秋穗澪:你能明白吗?

秋穗巧:什么?

秋穗澪:只是这样牵着手,我的指尖就在颤抖。

秋穗巧:确实……

秋穗澪:因为对于我来说,这无异于出生以来第一次和男生这样牵着手,好紧张……

秋穗巧:澪……


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